名駅西の映画館で寄席-支配人が企画、マイク使わず生声で上演

第2回シネマスコーレ寄席は、三遊亭白鳥さんを招く

第2回シネマスコーレ寄席は、三遊亭白鳥さんを招く

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 名駅西の映画館シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8、TEL 052-452-6036)で7月30日、第2回シネマスコーレ寄席「三遊亭白鳥独演会」が行われる。

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 今年4月から始めた寄席企画。きっかけは、「昨年6月に上映した柳家小三治さんのドキュメンタリー映画」だったという。「落語を題材にした映画はたくさんあり、落語通で知られる山田洋次監督の『男はつらいよ』は、主人公の寅さんの名前を落語からもってきたりして落語の世界感を取り入れている。実は落語と映画は縁が深い」と同館支配人の木全さん。落語好きの観客からの要望もあり、「これは、ほかって(放って)おいてはいけない」と映画館での寄席実現に踏み切った。

 初回は、映画評論家としての顔も持つ立川志らくさんを招いた。「落語ファンも多く来館し、とても好評だった」と振り返る同館の寄席は、「マイクを使わずとも生の声がすべての客席に届くので、ちょうどいい広さ。昔、10~20人を対象に行っていた落語のように臨場感があり、本来の雰囲気が味わえる」という。

 2回目となる今回は三遊亭白鳥さんを招く。「落語界でギャグづくりの天才といわれ、どんなテーマでも新作落語に仕上げる。これまで創作した作品は100本以上で、映画のパロディーなど映画ネタも多数」と紹介する。

 寄席を行う日は館内に高座を特設する。「なかなかいい出来で見応えがある」と木全さん。今後も主に映画ネタを持っていたり、映画に関係あったりする落語家を招き、年4回の開催を目標にする。「映画館で寄席の雰囲気を味わうことによって落語と映画が融合し、普段行き来しない映画ファンと落語ファンが、互いの魅力を知るきっかけになれば」と期待を寄せる。

 開演は19時30分。前売り券=2,500円、当日券=2,800円。限定70人で、前売り券完売の場合は当日券は発売しない。

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