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名駅近郊の駐車場の一角に「都市型貸し農園」-夏野菜の収穫期迎える

たくさんの夏野菜が実る「都市型貸し農園『ファーミッシュ』」

たくさんの夏野菜が実る「都市型貸し農園『ファーミッシュ』」

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 駐車場管理などを手がける「不動産工房」(名古屋市中村区名駅3)が運営する管理駐車場の一角を利用した「都市型貸し農園『ファーミッシュ』」では現在、利用者たちが夏野菜の収穫を楽しんでいる。

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 約1年前に始まった同事業。現在は名古屋駅から車で約5分の場所にある「菊井貸し農園」(西区菊井1)の1カ所を展開。「名古屋で生まれ育った自分は農作物を作った経験がない。自分の子どもにはその経験をさせたいと考えていた」(同社の伊藤維雄社長)ことをきっかけに、学区に一つずつ当たり前のように畑がある環境を目指し企画した。

 「地主さんの協力がないとできない企画。なかなか収支が合わない事業なので賛同してもらわないと実現しないが、(菊井農園の地主さんは)お願いするとすぐに企画を理解してくれ一つ返事だった」と振り返る。「車で1時間ほどかけて行く広い貸し農園ではなく、頻繁に手入れに行くことができる身近なところに農園を作りたかった。地域貢献になれば」とも。

 同社が地主から借りた管理駐車場の一角で、「農家の地主さんに相談し教えてもらいながら」水はけ設備を施し、岐阜から持って来た土を敷き詰め、1区画6平方メートルの農園6区画を設けた。1家族では食べきれないほどの作物ができる広さだという。現在全区画が契約済で、千種区・北区・中区などに住む契約者がトマト、ナス、トウモロコシ、ゴーヤ、サツマイモ、ニンジンなどの手入れや収穫を楽しみに訪れている。また、農園回りの住民も農作物が育つ様子を楽しみに見守っているという。「契約者には農家さんに野菜づくりの相談ができることも伝えているが、自分で勉強して手入れするのが楽しみのようだ」とも。伊藤社長自身も兄が借りている区間を間借りし、作物を育てている。

 農園にはカマキリ、トンボ、テントウムシなど虫のほか、地中にはミミズもいるという。「アブラムシがついたな~と思ったらちゃんとアリがアブラムシを食べに来たり…。食物連鎖を見ることができる。ミミズはどこから来たのか(笑)」。

 「今後も農園を増やしていきたい。『貸し農園、名古屋』というキーワードで検索する人が多いため需要はあるようだ。駐車場のデッドスペースを活用するなど、コンパクトな農園を増やしていければ」と伊藤社長。「どこかと提携するなどで黒字に向けた対策も模索中」とも。

 農園内には、スコップ、ショベル、肥料、支柱など自由に利用できる材料も備える。賃料は月額5,000円。

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