名駅地下街「ファッションワン」がリニューアル-美容系テナント集め差別化

リニューアルオープンした「ファッションワン」

リニューアルオープンした「ファッションワン」

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 JR名古屋駅地下1階「ファッションワン(名古屋中央地下通り)」(名古屋市中村区名駅1)が7月6日、リニューアルオープンした。管理・運営は名古屋ステーション開発(竹橋町)。

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 1989年、地下鉄桜通線開通とともに駅ビル系のテナントを集め新たなショッピングモールとして名古屋駅の地下に誕生したファッションワン。ファッション、雑貨、アウトドア系などアパレルを中心とした店舗展開はOLを中心とした地元客に支持され、これまでも利用客のニーズや周辺の商業施設の変化に応じ5、6年おきにリニューアルを行ってきた。

 「景気が良くない中、郊外型のモールとどう差別化を図るかが課題だった」と話すのは名古屋ステーション開発・開発部の天野さん。名古屋駅直結という「好立地条件」を生かし、従来の顧客も利用できるような店として「美容系」に着目した。

 リニューアルに際しては「駅にあると便利な美容系テナント」という枠組みの中で、さまざまな業種の店舗を通りに集積。「ビューティーストリート」と名付け、買い物客や通行人にアピールする。「快適に楽しく利用できる空間」をテーマにした「ビューティーストリート」は店舗を含め、白を基調としたデザインに。モール内のサインはスタイリッシュなものに取り替え、照明も増強し明るい雰囲気とした。

 対象エリアはジェイアール名古屋タカシマヤ連絡通路近くで、4店が新規、1店が移転オープンした。クイックヘアメーク「アトリエはるか」、ビューティーサロン「アルファーカット」、トータル生体・骨盤サロン「カラダファクトリー」、歯科「テルミナ歯科クリニック」、顔そり・まつげエクステ「ビューティーフェイスグランデ/ブラン」の5店舗。

 新規店舗について、天野さんは「サービス系店舗なので固定客ができるまで時間がかかるのでは」と推察する。「店によっては3年計画で売り上げを考えているところもあるほど。今後、従来のファッション系の店舗との相乗効果も視野に入れながら、認知度を高めて行き徐々に顧客を獲得していきたい」と話す。

 営業時間は店舗により異なる。現在、リニューアル記念キャンペーンを実施している。今月31日まで。

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