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円頓寺のギャラリーで糸編み作家・成地亜紀さん展示会-色鮮やかな作品が並ぶ

展示会では「色を見てもらいたい」という糸編み作家の成地亜紀さん

展示会では「色を見てもらいたい」という糸編み作家の成地亜紀さん

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 円頓寺商店街のギャラリーショップ「galerie P+EN(ギャルリー ペン)」(名古屋市西区那古野1、TEL 052-485-7166)で現在、糸編み作家の成地亜紀さんの展示会「COLOR PIECE」が開催されている。

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 作家活動を約13年続けてきた成地さん。友人が作った編みぐるみを見て、「自分でも作ってみたい」と思い本を見て作り始めたのが始まり。本で紹介されている作品をいろいろアレンジするなど、編むことがどんどん楽しくなっていったいう。そうした中、友人からタバコケースのオーダーを受け、初めてお金をもらう作品を作った。その後も制作を続け、別の友人から紹介されたセレクトショップに作品を置くなど仕事として確立させていった。今年5月には書籍「かぎ針で、可愛い大人のアクセサリー」(主婦の友社)も出版。

 今回の展示で「色を見てもらいたい」という成地さん。編むことを始める前から、エッジの効いた色が好きで蛍光色の洋服しか着なかった時代もあるほど色が好きで派手だったという。糸編み作品も、当時は「ダサい、下品」とされていたラメを好んで作品を作っていたなど、カラフルで派手な作品を制作していた。

 作家活動を続けていくうちに、どんどん利用客や店から求められるものを作るようになり、白黒などの使いやすい作品が多くなっていったと振り返る。「心のどこかに『本当に作りたいものと違う』と思い続けてきた」という。一昨年辺りから、もともとの色使いの作品を作りはじめ、「自分ができる技術と同じものものを持っている人は山ほどいるけど、自分にしかないものはやっぱり『色』だと思った」とし、もう一度作りたい作品制作に取りかかった。

 展示作品は、ブローチ、ピアス、イヤリング、ネックレスなどのアクセサリー、マフラー、アームウォーマー、レッグウォーマー、インテリア、クッションカバーなど約30点。鮮やかな配色の「チェーンピアス」(2,500円)、ゴールド、シルバーを使った「ツートーン チェーンネックレス」(1万5,800円)、木の形をした手袋「木になるカバー」(9,000円)など。

 今回の展示作品について、「カラフルな色やラメを使うなど、昔作ったものと基本は変わらないが、年齢と経験を重ねてきたことで色の扱いが少し変わった。今の自分が好きな色使いを表現できていると思う」と成地さん。「カラフルなだけでなく、洋服になじみやすい色の配置で、大人がかっこよく使えるものにしている」とも。期間中、会場で成地さんに直接色のオーダーをすることも可能。

 営業時間は12時~20時。火曜・水曜定休。11月6日まで。

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