柳橋中央市場が初心者向け見学ツアー、解体パフォーマンスも

「柳橋中央市場」見学ツアーの様子。安藤社長の説明に聞き入る参加者ら(左端)

「柳橋中央市場」見学ツアーの様子。安藤社長の説明に聞き入る参加者ら(左端)

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 ホテル「キャッスルプラザ」(名古屋市中村区名駅4、TEL 052-582-2121)と「マルナカ食品センター」を運営する中央市場総合食品センター(中村区名駅4)が共同で企画している「柳橋中央市場のお楽しみ見学ツアー」が5月25日朝、開催された。

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 ツアーは、約2年前から一般参加者向けに毎週金曜と土曜の朝に行っているもので、「柳橋中央市場」の中核的存在である「マルナカ食品センター」内の店舗を解説付きで見学するもの。1910年開設の「柳橋中央市場」は、90年以上の歴史を持つ名古屋を代表する市場の一つ。錦通りから江川線、泥江町あたりまで続く同市場全体の敷地面積は4,000坪で、敷地内には、愛知、三重、静岡の漁港の直営店や青果店、精肉店など約350店が並ぶ。同市場には、「福臨門酒家」「吉兆」などミッドランドスクエア内の一流レストランや料亭をはじめ、名古屋市内のホテルの料理長らが毎日訪れ、食材調達のために利用しているという。

 ツアー開催の経緯について中央市場総合食品センターの安藤社長は「名駅前の再開発が進む一方で、市場内は規模縮小傾向にある。歴史ある市場の良さを業者だけでなく一般の人に広く知ってもらおうと企画した。女性参加者が多いので、口コミでの評判を狙いたい」と話している。

 当日は、初参加だという名古屋市在住の50代の女性ら5人が参加した。同ツアーでは、同社の安藤社長の案内で「マルナカ食品センター」内に入店する約60店舗の鮮魚、精肉、青果店などを見学して回った。ツアー中は、参加者らが店舗ごとに安藤社長の説明を聞きながら、全長約50センチ、重さ58キロの巨大なインドマグロが次々とさばかれる様子や、生きたスッポンを実際に触ったりするなど市場ならではのパフォーマンスや、店舗ごとに提供される試食品、値引き交渉などを楽しむ姿が見られた。

 名古屋市内から参加した50代の女性は「小さいころに食べたクジラの尾肉を販売していたので懐かしくて購入した。各店ごとに特徴を説明してくれるので、安心して買い物ができる」と話しており、次々と食材を購入していた。

 ツアー参加費は、1人1,000円。開催日は毎週金曜と土曜。開始は8時20分から。開催日前日の16時までに予約が必要。問い合わせは同ホテルフロントまで。

マルナカ食品センターキャッスルプラザ名経フォトフラッシュ(マグロ解体の様子)

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