円頓寺に和紙を使った服・小物を扱うショップ-和紙に魅せられ店開く

「木菜(きな)」の店内の様子

「木菜(きな)」の店内の様子

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 円頓寺本町商店街エリアにある和紙を使った手作りの服や小物を扱うショップ「木菜(きな)」(名古屋市西区那古野2)が昨年11月のオープン以来、話題を集めている。

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 店舗面積は約6坪。和紙を使ったマフラーやジャケット、手袋を何個もつなげたマフラー、古着のシャツの袖をつなぎ合わせたマフラーなどの個性的な商品が店頭に並び、ギャラリー的な雰囲気を漂わせている。店主でデザイン担当の木村さんは「素材にとらわれず、質感、色合いを大切にし、作品づくりのように物として価値があるものを作っている」という。

 5年ほど前に東京の和紙専門店を訪れたとき、1枚1枚違う和紙の質感や色味に魅了されたのが開店のきっかけ。以前から「自分が着たいものを自分で作っていたので、和紙を使用するのも何の抵抗もなかった」と木村さん。

 商品化に当たり耐久性や水に対する強度など何度も試行錯誤したという。「和紙ももみ加工やのり加工されているものを選び、裏地に布を使用したりなど工夫した。雨の日であれあばふけば問題ないし、手洗いだったら洗濯もできる」という。木村さんは「紙が破れるのも服を着る上で楽しみの一つ。破れたら破れたのを生かして自分なりの着こなしをしてもらえれば」とし、裏地選びにもこだわる。

 主な商品は、ネクタイ(4,000円)、帯(7,800円)、マフラー(4,500円)、ハート型の手袋など。今後、春夏ものなど商品を徐々に増やしていく予定。

 木村さんは「今は和紙の商品をメーンに置いているが、『こんなものがあったら楽しいだろうな』と思えるものをこれからも作っていきたい。『あのお店に行ったら何か面白いものがあるとか、何か見つかる』と思ってもられるような店づくりをしていきたい」と目を輝かせる。

 営業時間は11時~19時。木曜~土曜のみ営業。

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