
JR中津川駅前、県道71号線の4車線道路
中津川市は、2026年11月21日(土)に、JR中津川駅前の駅前大通り(県道71号線、通称レジストロ通り)の4車線のうち1車線の一部を活用し、人流や滞在動向の変化、交通への影響などを調べる社会実験「オープン・レジストロ」を実施します。本社会実験の運営には、地域デザインプログラム「LOCAL RESEARCH LAB 中津川」の地域内外の参加者が「共創人口」として携わります。同プログラムは、中津川市と、JR東海グループが運営する「conomichi」が共同で実施しています。参加者は検証内容や効果の計測方法の検討から結果の検証までを担い、市の政策実証に関与しながら、次のまちづくりのアクションにつなげていきます。
■本取り組みの背景と目的
中津川市は、リニア中央新幹線岐阜県駅(仮称)の設置により、首都圏や中京圏との飛躍的なアクセス向上が見込まれています。この好機を最大限に活かし、持続可能な中心市街地を形成するためには、ハード面の整備に加え、ソフト面ではまちづくりの担い手確保が急務です。こうした中、JR東海と中津川市では、地域デザインプログラム「LOCAL RESEARCH LAB 中津川」を通して「関係人口創出」に取り組んできました。
■本取り組みのポイント
- 市の社会実験として、駅前の4車線道路を活用
中心市街地の活性化および中津川駅からまちなかへの回遊性向上、滞在快適性向上に向けた取り組みとして、最も主要な歩行動線である駅前大通り(県道71号線、通称レジストロ通り)における滞在空間創出の社会実験を行います。また、人流や滞在動向の変化、交通への影響などを調査し、今後のまちづくり施策検討に活かしていきます。
【「オープン・レジストロ」開催概要】
名称:オープン・レジストロ
日時:2026年11月21日(土)10:00〜15:00
場所:県道71号線(通称レジストロ通り)太田町交差点〜新町交差点間の一部
主催:中津川市リニア都市政策部都市計画課
4車線道路のうち、西側(新町側)1車線の一部を占用し、人工芝の敷設やベンチ等の設置による滞在空間を創出します。また、同日には中津川駅でのキッチンカー出店イベントや、ひと・まちテラスで開催されるイベントとも相互に連携し、まちの回遊性向上を図ります。
- 参加者が共創人口となり、社会実験の運営に関与
LOCAL RESEARCH LAB 中津川の過去のリサーチ内容や、事前のフィールドリサーチの結果を踏まえ、参加者自身がタクティカルアーバニズムの考え方(小さく作って試し、市民の反応から学ぶ都市デザインの手法)を用いて社会実験における検証内容を検討します。また、効果の計測方法の検討から結果の検証までをプログラム内で行うことで、社会実験だけで終わることなく、次のまちづくりのアクションにつなげていきます。

LOCAL RESEARCH LAB 中津川 シーズン3のラボメンバー
■「関係人口」のその先へ。本取り組みが目指す「共創人口」とは。
国土交通省の「関係人口の実態把握」(2025年6月27日発表)によれば、全国の関係人口は約2,263万人(2023年時点)と推計され、「地域貢献に自らのスキルを活かしたい」と主体的な関与を望む人々が存在し、2026年度中には「ふるさと住民登録制度」も開始されます。一方で、コロナ禍を経て関係人口の総数自体は約230万人減少しており、外部からの「訪問」や「支援」に頼るだけではない、新たなアプローチが求められています。
conomichiでは、「地域の資源や営みを『自分ごと』として共に育んでいく地域内外の人々」を「共創人口」と定義しています。本取り組みでは、中津川市の政策実証への参画を通して、外部の人材を単なる「お客様」として迎えるのではなく、地域住民と対等な立場で「地域づくりの担い手」となる、新しい関係性を構築してまいります。

共創人口のイメージ
??conomichiの中津川市での取り組み
【中津川市との連携協定】
中津川市とJR東海は、2026年1月29日に「中津川市中心市街地まちづくりにおける関係人口創出促進に係る連携協定」を締結しました。本協定では、人を呼び込み関係人口を創出することをゴールとするだけではなく、「関係人口とともに中津川市のまちづくりに取り組む」ことを重視し、地域外の方が持つスキルや熱量を、市内の事業者支援や人材育成といった具体的なまちづくりのアクションへとつなげていくことを目指しています。
【LOCAL RESEARCH LAB 中津川】
LOCAL RESEARCH LAB 中津川は、地域資源の再読から、まちと人の関係性を探求する地域デザインプログラムです。2024年度から実施しており、これまで累計200名以上の地域内外の方々が参加しています。専門家だけで行うことの多かった「リサーチ」という上流プロセスを「関わりしろ」としてデザインし、まちづくりに地域内外の視点を取り入れています。プログラム終了後には、参加者同士が協力してプログラム外でイベントを企画する事例が生まれるなど、地域内外の共創人口によるアクションにつながっています。
■conomichiとの連携・協業等に関するお問合せ先
https://market.jr-central.co.jp/shop/everyform/form.aspx?questionnaire=conomichi_company