名駅・タワーズガーデンで今年も「薪能」-ビル群と伝統芸能がコラボ

名古屋能楽堂で開催された昨年の様子

名古屋能楽堂で開催された昨年の様子

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 JR名古屋駅・タワーズガーデン(名古屋市名駅1)の特設ステージで7月25日、今年も「名古屋名駅 薪能(たきぎのう)」が上演される。今年で8回目。

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 薪能は夏場の夜間、能楽堂や野外に臨時に設置された能舞台の周囲にかがり火をたいて演目を演じる能。タワーズガーデンの回りにそびえ立つJRセントラルタワーズ、ミッドランドスクエア、名古屋ビルデイング、名鉄百貨店などの大型ビルと伝統芸能のコラボレーションは見物で、毎年人気が高いイベントになっている。昨年は600人の整理席に対し5千通の応募があったが、雨天だったため名古屋能楽堂で開催された。能楽堂では630席を用意。

 今年の演目は4つ。観世流・舞囃子(まいばやし)「『邯鄲(かんたん)』盤渉」、観世流・能「『熊野(ゆや)』村雨留」、和泉流・狂言「文化賊(ふみやまだち)」、観世流・半能「放下僧(ほうかぞう)」。

 昨年から始まった大学の能楽部などを対象にした「全国学生能楽コンクール」も開催。昨年は9校が参加し「真剣に日ごろの成果を披露。素人なりの面白さがあり、(観客は)温かい目で見ている」と同企画実行委員会の藤井さん。「これからの能楽を支える方々なので大切にしていきたい」とも。

 6月10日の募集開始から1週間弱。「昨年同様のスタートで、ぼちぼち届き始めている」と(藤井さん)。6月末ごろに掲載される新聞広告をきっかけに1日千通ほどの応募が約3日間続くという。

 サイトの応募フォームで受け付け、締め切りは7月9日。開場は17時、開演は18時。雨天の場合は名古屋能楽堂で開催する。入場無料。

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