タウン情報誌などの編集・出版を手がけるゲイン（名古屋市中区大須3）は１月22日より、名鉄電車車両内に名古屋の情報誌「月刊KELLY（ケリー）」と連動したジャック広告を掲出した車両「ケリートレイン」を展開している。

　同企画は、同社が発行するタウン誌「月刊KELLY」のほかイオン、カゴメ、キャリナリーアート名古屋校が協賛し、「ファッション」「カフェ＆スイーツ」「カルチャー」などのテーマに分け、4両編成×2組成の名鉄電車内に同誌がターゲットとする「28歳前後の女性」に向けた広告を掲出するもの。同誌と企業が連動した広告掲出は初の試み。広告掲出は、1月23日発売の「月刊KELLY」3月号の発売に合わせて行う。

　車両内の中づり広告や窓には、企業や同雑誌のPR広告を掲出するほか、ドア横の額面広告には、ケリー専属スタイリストが選ぶ「冬の小物」特集や「おうちカフェを楽しむスイーツ」特集、「理想的な朝食提案」など、1車両ごとにテーマを設け編集部が制作した「雑誌の特集」をイメージした広告を掲出。「朝食」特集をイメージした額面広告には、カゴメの人気商品「植物性乳酸菌ラブレ」を掲載するなど、各広告内で協賛企業と同雑誌との連携を図る。広告料は、基本的に各協賛企業が負担する。

　ゲインの担当者は「雑誌と連携し『見せる』より『読ませる』広告を掲出することで、『KELLY』が新たな試みを行っていることをアピールしたい。携帯を見たり、居眠りをする人が多い電車内が、少しでも有意義な時間を過ごせる場になれば」と期待を寄せる。今後、希望する企業があれば、「メナージュケリー」や男性誌「NG」など、同社が手がける他の雑誌と連動した広告掲出も視野に入れるという。

　広告は、1月22日より約2週間掲出する予定。車両は、名鉄岐阜～名鉄名古屋～豊橋間など、豊田線、瀬戸線、小牧線、三河線の一部を除いた名鉄主要路線を運行している。

ナナちゃんとフーがコラボ－名鉄・名鉄百貨店・セントレア共同プロモで（名駅経済新聞）名古屋のタウン誌「ケリー」がリニューアル、28歳女性コアターゲットに（サカエ経済新聞）月刊KELLYオフィシャルサイト