イオンモール（千葉県千葉市）が10月27日9時、名古屋駅から北1キロ圏内の位置に「イオンモール Nagoya Noritake Garden」（名古屋市西区則武新町3）を開業する。

「コニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYA」内観パース

　「ノリタケの森」に隣接する同施設。敷地面積は約5万7000平方メートルで、6階建て。7階建ての立体駐車場を併設する。1階から3階は約150店が入る商業ゾーンで、4階から6階は同社が運営するオフィスブランド「BIZrium名古屋」が10月20日に開業する。オフィスフロアには1階メインエントランスから専用エスカレーターで行くことができる。駐車台数は約2100台、駐輪台数は約1000台。

　商業ゾーンには、東海エリア初出店41店、愛知県初出店7店、愛知に本社を持つ地元企業の45店舗などが出店する。

　LEDドームシステムを採用したプラネタリウム「コニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYA」（3階）、「日本で一番、子どもと行きたい 子どもが行きたい書店」をコンセプトに据える「TSUTAYA BOOKSTORE」（1・2階）、80年代のアーケードゲームから2020年代の最新デジタル技術を駆使したものまで楽しめるアミューズメント「namco」（3階）が入居を予定する。

　1階から3階の全フロア東側に、ノリタケの森の緑を望める飲食ゾーンを設置する。1階に入るのは、ニューヨーク発で「プレッツェルクロワッサン」を提供する「ザ シティ ベーカリー」とグリル料理などが楽しめる「ザ シティ ベーカリー ニューヨークグリル」（名古屋初出店）、新宿発のハンバーグ専門店「君のハンバーグを食べたい」（同）。2階には、札幌市に本店を構えるスープカレー専門店「Rojiura Curry SAMURAI」（同）、コメダ珈琲店、海鮮料理、中華料理、お好み焼き店などが入る。屋内に約650席・屋外に約90席を備えるフードコートの3階は、ファストフード、アイスクリーム、麺類、タコスなど10店舗が入る。

　1階の食物販ゾーンには、洋菓子店「TIFFIN」、「北野エース」の新業態の「kit_ano_ace」、「お肉の専門店スギモト」、食材専門店「TOMIZ」など18店舗がそろう。

　核となる店舗で食品や総菜、日用品などを扱う「イオンスタイル名古屋則武」は、AIカメラを使った会計時の年齢認証と在館人数の把握、デジタルサイネージを使った非対面・非接触を意識した情報発信、「セルフレジ」のほか、スマートフォン（専用機またはアプリをダウンロードした利用客の端末）で商品バーコードをスキャンしてレジに並ばず会計できる「レジゴー」（11月予定）を導入する。

　3階に大型クリニックを核に、健康をテーマにした機能を持つ店舗が集まる「ヘルス＆ウエルネス」ゾーンを設置。献血ルーム、ホットヨガやフィットネスのスタジオ、食と健康がテーマの料理教室、イオンの美と健康と日用品の専門店などが集まる。

　営業時間は、専門店＝10時～21時、1・2階レストラン＝11時～22時、3階フードコート＝10時～21時、プラネタリウム＝10時～22時、イオンスタイル＝8時～22時。一部店舗は営業時間が異なる。