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名駅でクラフトビール「なごやきしめんホワイト」販売 原材料にきしめん使う

「なごやきしめんホワイト」を紹介する開発担当者・西田衣里さん

「なごやきしめんホワイト」を紹介する開発担当者・西田衣里さん

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 端材や賞味期限間近のきしめんを原材料に使ったクラフトビール「なごやきしめんホワイト」の販売が11月22日、「名鉄商店」(名古屋市中村区名駅1)で始まった。

端材や賞味期限間近のきしめんを原材料に使ったクラフトビール「なごやきしめんホワイト」

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 みそ煮込みうどんの老舗店「山本屋総本家」と、名古屋のクラフトビールブルワリー「Y.MARKET BREWING(ワイマーケット ブルーイング)」と、地元の事業者とコラボレーションして開発したオリジナル商品を販売する土産店「名鉄商店」の3社が共同開発した同商品。山本屋総本家とワイマーケットの店舗でも取り扱う。

 昨年12月に発売したワイマーケットと名鉄商店のコラボビール「上小田井駅から徒歩15分」が今年5月に終売したことをきっかけに、第2弾を企画。「名古屋らしいものを作りたいという考えで候補に挙がったみそ煮込みうどんやきしめんの麺でもビールを造れることを聞き、昨年から付き合いが始まった山本屋総本家に相談した」と、同商品開発担当の名鉄生活創研の西田衣里さん。山本屋総本家から提供されたきしめんの端材や賞味期限が近いもの、中元など余った季節商品といった販売しづらい商品を活用し、ビールを造る。

 「3社で味の方向性を検討し、試飲も重ねた。みそ料理など濃い味に合い食が進むような、軽やかですっきりとした味を実現。フルーティーできしめん由来の小麦のやさしい甘みもある。おかわりしたくなる味に仕上がった」と西田さん。

 同店では販売から2週間で約600本を売り上げた。「リピーターもいる。当店取り扱い分の4分の1を販売した」とも。

 「パッケージや看板を見たお客さんから、『きしめん味なの?』『きしめんが入っているの?』などと声が聞こえ、たくさんの人が足を止めてくれる。商品名に『なごや』と付くので土産にもよい」と西田さん。

 アルコール度数は6パーセント。1本640円。名鉄商店の営業時間は10時~20時。

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