新型車両「N700系」新幹線試乗会-グッズ特別販売も

新型車両「N700系」新幹線の試乗会で。グリーン車に採用されている「シンクロナイズド・コンフォートシート」の座り心地を楽しむ参加者の親子

新型車両「N700系」新幹線の試乗会で。グリーン車に採用されている「シンクロナイズド・コンフォートシート」の座り心地を楽しむ参加者の親子

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 JR東海(名古屋市中村区名駅1)は6月16日と17日、新型車両「N700系」新幹線の一般向け試乗会「親子で行こう!新幹線N700系試乗会」を開催した。

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 JR東海とJR西日本(大阪府大阪市)は、東海道・山陽新幹線の新型車両「N700系」を共同開発し、7月1日の営業運転開始に先駆け試乗会を実施。5月12日~同25日、一般向けに、東京-新大阪、新大阪-東京、名古屋-東京間で計800組2,000人の小学生以下の子どもを持つ参加希望の親子を募集。16日は、当選した100組250人の親子がJR名古屋駅から参加した。試乗会2日間の参加希望者応募総数は84,000人で、約100倍の倍率だったという。

 当日、車内では参加者の子どもに「N700系」車両をモチーフとした携帯ストラップや定規などの非売品グッズを配布したほか、「新幹線N700系クイズ」も実施。通常では販売していない「N700系ダイキャストNゲージ」(1,400円)や「N700系プラレール」(2,100円)、「N700系マスコットストラップ」(850円)、「モノクロハンドタオルN700系」(735円)などのオリジナルグッズも車内で特別に販売した。Nゲージやプラレール、ハンドタオルなどが人気で一部完売した商品も。

 特別に公開された8、9号車のグリーン車では、参加者らがシートの座り心地やリクライニングを試す様子も見られた。愛知県安城市から小学生の子どもと参加した男性は「出張などでよく新幹線を利用するが、新型車両のグリーン車のリクライニングシートはかなり快適。ビジネスクラスの飛行機のシートのよう」と話し、三重県から参加した親子は「あまり新幹線を利用しないが、乗っていて振動を全く感じないのに驚いている」と話すなど、参加者らにも好評だった。

 東海道・山陽新幹線の新型車両「N700系」は、「最新・最速・最良」をコンセプトに開発された。同車両は、発車から最高速度270キロに達するまでの時間が180秒、新幹線では初となる「車両傾斜システム」の導入により、東京-新大阪間を2時間25分で走行し従来の「700系」新幹線と比べ約5分の時間短縮を実現。また、全車内禁煙化に伴い、車内6カ所に「タッチ式自動ドア」を採用した「喫煙ルーム」を設置。16両編成のうち8、9、10号車のグリーン車では、全席に新開発の「シンクロナイズド・コンフォートシート」や、モバイル用コンセントを設置するなど、最新鋭の設備を導入した車両となっている。

 7月1日の営業運転開始時には、JR名古屋駅新幹線ホームをはじめ、品川、新大阪駅構内で出発式が予定されている。

新幹線「N700系」公式ホームページJR東海フォトフラッシュ(名駅経済新聞)

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