見る・遊ぶ 学ぶ・知る

名古屋の文化・歴史・伝統芸能の祭典「やっとかめ文化祭」 10周年で特別企画も

「やっとかめ文化祭」パンフレット

「やっとかめ文化祭」パンフレット

  • 53

  •  

 名古屋の「まち」を舞台とする文化や歴史、伝統芸能の祭典「やっとかめ文化祭」が、10月22日から約3週間にわたり開催される。同イベントは今年で10周年を迎える。

「レトロな看板の文字をみつけよう!書いてみよう!のらもじ in 円頓寺」の講座イメージ

[広告]

 身近な「まちなか」で伝統芸能を披露する「芸どころまちなか披露」、伝統芸能の舞台公演「芸どころ名古屋舞台」、名古屋の歴史や文化を見つめ直す講座「まちなか寺子屋」、「名古屋好き」のガイドが案内するツアー「まち歩きなごや」など、期間中はさまざまなプログラムを展開する。

 企画を担当する名古屋市観光文化交流局の稲葉繁樹さんは「昨年まで『芸どころまちなか披露』はオンライン中心の実施だったが、今年は3年ぶりにリアルでの開催を予定している。名古屋の街に繰り出して、やっとかめ文化祭を楽しんでほしい」と話す。開幕初日には、オープニングとして金山総合駅北口の「アスナル金山 明日なるステージ」で「ストリート歌舞伎」「正調名古屋甚句・熱田神戸節・都々逸(どどいつ)」「辻(つじ)狂言」の3演目を上演する。観覧無料。

 「芸どころ名古屋舞台」は3公演を用意。今年は千利休の生誕500年記念であることから、お茶や利休にまつわるテーマでの公演を予定する。観覧料は一般3,000円、学生1,500円。

 「まちなか寺子屋」は19講座を用意。通常講座のほか、10周年を記念した特別企画も3講座開催予定。参加費は内容により異なる。「レトロな看板の文字をみつけよう!書いてみよう!のらもじ in 円頓寺」では、円頓寺商店街・円頓寺本町商店街の古い看板文字から街の変化を探り、観察した文字を手書きしてオリジナルデザインの缶バッジを制作する。

 「まち歩きなごや」は39コースを用意。参加費は各回1,000円。別途入場料や移動費が必要なコースもある。「『お堀電車』と呼ばれた伝説の電車・旧外濠線沿いを歩く」では、約70年前に名古屋城の堀を通っていたことから「お堀電車」の愛称で親しまれていた「瀬戸電」(現・名鉄瀬戸線)の廃線区間の痕跡をたどる。

 今年は10周年記念事業として、会期前にプレイベントを予定するなど、「より多くの人にやっとかめ文化祭を知ってもらえるような取り組みにチャレンジしている」(稲葉さん)とも。10月15日・16日には「名古屋市公会堂 正面玄関ステージ」で「芸どころまちなか披露」のプレイベント(観覧無料)を、16日には「名古屋市公会堂 4階 第七集会室」で「まちなか寺子屋」のプレイベント(参加費1,000円)を開催予定。

 会期は11月13日まで。「芸どころ名古屋舞台」のチケットは販売中。その他のプログラムは9月15日12時からチケットを販売する。申し込み方法はホームページやパンフレットで案内する。

名駅経済新聞VOTE

名古屋城と言えば?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース