円頓寺商店街の雑貨店オーナーが映画自主制作-名駅かいわいで撮影

零屋オーナーで「円頓寺活動写真」代表の森零さん

零屋オーナーで「円頓寺活動写真」代表の森零さん

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 円頓寺商店街、四間道(しけみち)などの名駅エリアを舞台とした映画の自主制作プロジェクトが現在、進行している。

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 映画制作を手がけるのは、同商店街で雑貨・シルバーアクセサリー・革小物などを販売する「零屋(ゼロヤ)」(名古屋市西区那古野2、TEL 052-581-1201)の店主、森零さんが代表を務める「円頓寺活動写真」。映像関係を担ってきた零さんは、ここ数年名古屋ビジュアルアーツで映像の講師も務める。

 「ずっと作りたかったが我慢していた映画制作。不況な今だからこそ好きなことに没頭できるかな~と思い、取りかかった」と零さん。昨年5月から制作を開始。少しの活動休止をはさみ、今春から再開した。

 映画のタイトルは「歪屋」。「時限時計」というタイムマシンを巡る冒険活劇で、「見た人が、時や空間の概念に疑問を持つような映画」(零さん)だという。「偶然の積み重なりで存在する今というものを、よりリアルなものにしてほしい」とも。

 10日に1度のペースで撮影を行い、現在までに約6割の撮影が終了。出演者は、クリエーターなど零さんの知人や、募集で集まった一般で、今までに40~50人が出演した。役者、エキストラ、スタッフ、スポンサーは現在も募集している。もともと準備したシナリオで、「役柄にあった人が来ないかなと思っていると、ちょうど良く来たりする。キャラクターに合った役づくりをするが、個性をそのまま生かした配役になっている」(同)。音楽も零さん自身や知人のミュージシャンが手がける。

 「プロジェクトを行うことにより、にぎわいを作ることで、円頓寺商店街、四間道かいわいの、より文化的な喚起が生まれることを期待し、明るい未来につながればいいと思う」(同)。

 完成は今年10月を予定。国内外の映画コンテストなどに出品を予定している。一般向けの上映会などは来年。

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