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名駅地下街で「トリックアートの世界展」-愛知県の作家・渡辺健一さん

洋画家でトリックアート作家の渡辺健一さん

洋画家でトリックアート作家の渡辺健一さん

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 名古屋駅新幹線地下街「エスカ」(名古屋市中村区椿町6)のセンタープラザで現在、洋画家でトリックアート作家の渡辺健一さんの作品展「トリックアートの世界展」が行われている。

中央の円すいの鏡を通すと絵が浮かび上がる

 約20年前にトリックアート作家として専門的に活動を始めたという愛知県碧海郡高浜町出身の渡辺さん。25歳のときに通っていた絵画教室で講師にサルバドール・ダリの作品を見せてもらったことがきっかけ。「影響は受けたが、そのときは自分がトリックアートを描くとは思わなかった」と振り返る。40歳過ぎにトリックアート作品のコンペに応募し、「ワイングラス」というだまし絵の作品で審査員特別賞を受賞した。

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 会場には18作品を展示。上下左右どの角度から見てもこちらを見ているように見える技法「リバースティクティブ」で「おかめさん」の顔をモチーフにした作品、静物画のように見える絵画の中に「動き」のある絵を忍ばせた隠し絵、一枚の絵から正面・左・右に角度を変えて見ると3つの絵が浮かび上がる技法「トリシネオラマ」を取り入れた作品など。円状に描かれ一見すると柄のように見える作品は、中心に設置した円すいの鏡を通すと絵が浮かび上がる技法「アナモルフォーズ」の作品。「計算はしてないんですよ。鏡に映る絵を見ながら下書きしで描いていく」と笑顔。

 会場には作品をのぞき込み、左右上下に身体を揺らし「トリック」を楽しむ人の姿が多く見られた。「描いたものの反応が大きければ大きいほどうれしい」と渡辺さん。「自分が考える究極のトリックアートは、説明がないとトリックアートだということに気づかない作品。いずれ自分がいなくなってからトリックアートと知らずにその作品を手にした人のことを考えると…(笑)」とも。

 渡辺さんの作品は「渡辺健一 トリックアート美術館」(昭和区)でも見ることができる。入館料は大人=600円。入館券にもトリックアートを用いている。

 開催時間は10時~20時30分。入場無料。3月31日まで。

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