「20歳からのクッピーラムネチューハイ」が3月22日、発売された。

好みの量のクッピーラムネを投入した「お薦め」の飲み方

　看板商品「クッピーラムネ」で知られる菓子メーカー「カクダイ製菓」（名古屋市西区名西1）と、中埜酒造（半田市）がコラボ開発した同商品。チューハイでクッピーラムネの味を再現し、「大人しか味わうことができないクッピーラムネ」として商品化した。

　昨今、レモンサワーなどの需要が高まり、「家飲み」の機会も増えているため中埜酒造が酒造メーカーとして新商品を作る必要があると考えていた中、カクダイ製菓と出合い、同じ愛知のメーカーとして地元を一緒に盛り上げようと企画。打ち合わせの中で「1歳ごろからのクッピーラムネがあるなら、20歳からのクッピーラムネがあってもいいのでは」との話題で盛り上がり、そのまま商品名となった。試作を重ね、構想から7～8カ月を掛けて完成した。

　クッピーラムネの甘みを忠実に再現するため、飲料で一般的に使う果糖ぶどう糖液糖を使わず、クッピーラムネの原料に使う砂糖で甘みを出したという。甘み・酸味が強く、通常のチューハイより濃い味になっているため、氷が溶けても味が薄くならないように工夫。レモン果汁を4パーセント入れ、アルコール分は4パーセントとなっている。「果汁を入れることで味に深みやコクを出すことができた。アルコール分は低めに設定することで、クッピーラムネの味わいが強く、駄菓子感のある味わいに仕上げた」と広報担当者。

　お薦めの飲み方として、グラスいっぱいの氷に同商品を注ぎ、クッピーラムネを好みの量、投入する。ラムネから上る気泡を楽しみながら飲むという。

　パッケージデザインは、通常のデザインをアレンジし、星空が広がる夜の装いにした。

　同担当者は「大人になってクッピーラムネをしばらく食べてない人も楽しめるまたは童心に戻れるような気持ちになる商品になればと思い開発した。大人の方はクッピーラムネチューハイを持って、お子さんはクッピーラムネを食べて乾杯する、そんなだんらんが生まれれば」と話す。

　参考小売価格は300ミリリットル入り＝238円（税別）。全国のスーパー、酒販店、中埜酒造のオンラインショップで販売する。