名駅の商業施設「近鉄パッセ」（名古屋市中村区名駅1）は秋の改装計画を発表し9月28日にリニューアルオープンする。

　改装面積は1,042平方メートルで、うち新規店舗＝168平方メートル、改装店舗＝874平方メートル。総売り場面積の11.6％を改装する。総投資額は8,600万円。年間1億1,500万円の増収を見込んでいる。

　今回の改装では、3階～7階のうち新規6ブランドを投入し、既存の8店舗を改装する予定。新規投入ブランドは、3階＝「pudding」「スウィートチャリティ」、6階＝「Ji-maxx」（9月6日オープン）、7階＝「WE GO」「RUSS-K」（9月1日オープン）のほか、4階には映画「下妻物語」への衣装提供などで話題となった、人気ロリータブランド「ベイビー、ザ スターズ シャイン ブライト」（9月14日オープン）が名駅地区へ初出店する。

　既存店舗では、4階の「オリーブ・デ・オリーブ」「アルシーヴ」、5階の「ピーチ・ジョン・ザ・ストア」「シェイク・シェイク」などを改装し、商品の拡充と快適な買い物環境の整備を図り、「名駅地区におけるピュアヤング市場の地域一番店」（同社）として、10代後半～20代のメーン顧客へ向けてさらなる施設確立を目指すという。

　館内改装に伴い9月1日から、今春導入を開始した「クイックペイ」に加え新たに電子マネー「iD」と「PiTaPa」を導入する予定。3種の電子マネー導入で、携帯電話からの決済利用による携帯サイトへの誘導、店舗情報、バーゲン情報提供のほか、関西圏で急速に普及しつつある「PiTaPa」の名古屋圏での普及促進なども視野に入れる。

近鉄パッセ