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ささしまに無人の「セルフカフェ」 入店から退店までセルフ、勉強や仕事の場に

「マーケットスクエアささしま」1階にオープンした無人カフェ「セルフカフェ ささしまライブ店」店内の様子

「マーケットスクエアささしま」1階にオープンした無人カフェ「セルフカフェ ささしまライブ店」店内の様子

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 入店から退店までの全てを利用者がセルフで行う無人カフェ「セルフカフェ ささしまライブ店」(名古屋市中村区平池町4)が9月5日、商業施設「マーケットスクエアささしま」1階にオープンした。

入り口の自販機コーナーでドリンクを購入して利用する

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 運営は、愛知県内でグランピング&バーベキュー施設を運営する「ウッドデザインパーク」(岡崎市)。1月には名古屋駅前の商業施設「名鉄レジャック」に「セルフカフェ 名鉄レジャック店」をオープン。「学生の勉強の場として使われることが目立つ。勉強する社会人の姿もある。土曜・日曜は朝から混み合い、満席になることも多い」と事業責任者の鈴木大基さん。「名鉄レジャック店を営業してみて、経営が成り立つことが実証できた。自社で内装工事も担うことや常駐スタッフの人件費をかけないことで、コストを抑えられる」とも。

 「セルフカフェ ささしまライブ店」の店舗面積は約70坪。床全面に人工芝を敷き、109席を並べる。「2人での利用シーンも目立った」という名鉄レジャック店の利用傾向を基に、2人がけ席も設置した。

 利用には同店入り口に設置された自販機コーナーでドリンク(1杯以上)を購入する必要がある。ドリンクはコーヒー(350円)、カフェモカ、ココア、抹茶ラテ(以上400円)で、ホットとアイスを用意する。現在は現金のみの利用だが、10月(予定)からはキャッシュレス対応の自販機も設置し、同機械でダージリンティーやアッサムティーなどの紅茶の提供も始める。Wi-Fi、個別電源(一部を除く)を備え、利用時間の制限はない。飲食物の持ち込みはできない。

 営業時間中に常駐スタッフはおらず、清掃やコーヒー豆の補充は開店前などに行う。

 ささしまライブへの出店について鈴木さんは「周りの商業施設で働く人や大学に通う学生、試験会場として大学を訪れる人、映画館やライブなど遊びに来た人など、たくさんの人がいる。セルフカフェは他店のカフェとは毛色が違うため、それぞれの目的にあった利用をしてもらえるのでは」と話す。「時間を気にせず利用してもらえるのが支持される一つの要因だと思う。会話やウェブ会議など、声を発しても構わない。ほかの店舗から音も入ってくるので静かすぎず、逆に周りが気にならないと思う」とも。

 営業時間は8時~22時。

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