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名駅に一時預かり専用託児所 一児の母が親の視点生かし

「一時お預かり専用託児所 はないと」代表の美辺香澄さん。1歳の長男と一緒に

「一時お預かり専用託児所 はないと」代表の美辺香澄さん。1歳の長男と一緒に

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 名駅に4月1日、「一時お預かり専用託児所 はないと」(名古屋市中村区名駅2、TEL 052-485-5008)がオープンした。

管理栄養士が監修する給食

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 施設内には、赤ちゃんスペースを区分けした137平方メートルの保育室、給食を作るキッチン、サイズ違いのトイレ、子ども用の風呂、カーテンで仕切れる授乳スペース、昼寝時間用に遮光カーテンなどを設置した同所。

 同施設代表の美辺香澄さんは一児の母。もともとの職種は会計士で、出産後に監査法人の非常勤職員として職場復帰を果たしたが、託児所内での子どもの過ごし方や食事、使いやすさなどで満足のいく託児所が少ないことを痛感したという。

 「出張先などで自分はおいしい食事を取っているが、子どもは託児所でレトルトの食事。預けるときは一つ一つ名前を記入した着替えや、バスタオル、フトン、お弁当などを準備し、帰りには使用済みのおむつまで含まれた大量の荷物とパソコンなど仕事道具を持って電車で帰る」という大変だった自身の経験から、「安心・安全・広い・おいしい・便利」な施設を目指した。

 同施設では有資格者の保育士、管理栄養士などのスタッフが働く。子どもを持っている女性も多く、子どもを連れて施設内で働いている。「当施設では子ども連れで働くことを推奨している。職員が自分の子どもへのひいきなど問題が指摘されるので別の施設に通わせることが多いが、そのデメリットより、自分の子どもも通うのでスタッフは環境、食事などに妥協しないというメリットが重要」と美辺さん。

 給食は管理栄養士が監修し、知多の契約農家の野菜、減農薬のコメ、柳橋中央市場で仕入れる魚など素材にもこだわる。塩分計算もし、味が薄くならないようだしを効かせた料理に仕上げる。保育室には大型遊具、木製の玩具などを用意し、おもちゃの消毒も徹底しているという。毎日近くの公園まで散歩に出掛け、外でも遊ばせている。

 基本的に持ち物不要で利用でき、同施設でロンパース、Tシャツ、ズボンなどの衣服、散歩用の帽子、食事用エプロン、よだれかけ、おむつ、昼寝用の布団などを用意。「洗濯は大量(笑)」と美辺さん。指定の洋服など要望があるものは対応できる。

 「美容院や病院に行く時間だけ預けたい」「4月から保育園に入る前の数カ月だけ仕事のため預けたい」などの利用があるという。

 基本料金(8時~18時)は、0歳(7カ月以上)=1時間1,200円、1~2歳=同1,100円、3歳以上=同1,000円で、土曜・日曜・祝日はそれぞれ300円増し。18時~21時(時間外料金)、21時~22時(夜間料金)も対応する。金額は1分単位で計算する(100円未満切り捨て)。ランチとおやつが付いた「ランチパック」(9時30分~15時30分、6,800円)、法人向けのプランなども用意。希望者には入浴(歯磨き付き)のサービス(有料)も。詳細はホームページで確認できる。インターネット、または電話(当日可)での事前予約が必要。

 毎週月曜の13時~15時は「子育て相談会」を実施。看護士、栄養士、保育士に子育て相談ができる。参加費は500円(おやつ付き)で要予約。

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