「名古屋おもてなし武将隊」が名古屋城（名古屋市中区本丸1）内を案内する「名古屋城当日受付ツアー」が6月から再開した。

　名古屋・愛知の魅力のPRを目的に活動する同隊は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら名古屋と縁のある6武将と、陣笠（じんがさ）隊4人で構成する。名古屋城内では「おもてなし」と呼ばれる観光案内や写真撮影、演武を行う。

　2016（平成28）年ごろに始まった同ツアー企画は、春と秋に武将1人、陣笠1人がガイドするもの。2019年11月の開催を最後に、2020年に大きな流行が見られた新型コロナウイルス感染症の予防の観点で開催を中止して以来、3年半ぶり。

　同隊広報担当者には「どの観光地でも自分でガイドブックを見ながら回るより、その場をよく知る人に教えてもらった方が知識を深められると思う。当ツアーは『400年前からよみがえった武将』本人に案内してもらえる」と話す。

　主なツアールートは、集合場所の正門横売店前の後、西之丸、二之丸、内苑の順に回る。所要時間は約40分で1日1回。武将や状況によりルートなど変更がある。「ガイドする武将により説明の仕方や見どころが異なるのも魅力」（同担当者）とも。天守閣と本丸御殿には入場しない。

　開催日は金曜・土曜。出発時間は10時。雨天決行。参加費は高校生以上＝1,100円、小・中学生＝550円（成人の同伴が必要）、未就学児無料。定員は先着20人。チケットは名古屋城正門横売店で販売する。